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学校法人コングレガシオン・ド・ノートルダムに所属する桜の聖母学院幼稚園。パンフレットでもご紹介しているとおり、私たちは聖マルグリット・ブールジョワが示した生き方と、イエスさま・マリアさまの愛を大切に受け止めています。
園では子どもたちに「姿は見えないけれど、マリアさまがいつも一緒だよ」と伝えています。
子どもたちは、自発的に学び、行動する大きな力を持っています。
私たちはマリアさまと一緒にその可能性を見守り、大切に育んでいきたいと思っています。
▶制作スタッフより(クリックで開きます)
私たちがまずお伝えしたいと感じたのは、園の子どもたちのおおらかさ、そして優しさです。初めてみんなに会いに行ったときも、物怖じすることなく「こんにちは」「ごきげんよう」とご挨拶できる姿に、まず驚かされました。そして次に驚いたのがロッカーや、教室内のスモックかけ、お店屋さんごっこのアイテムたち。整然と整理され、まるで「きちんっ」と音が聞こえるようなお行儀の良さで並んでしました。これを子どもたちが自分で整理していると聞いたときの驚きといったら……。もちろん、先生たちも一生懸命お手伝いしていますが、本当に子どもたちは、自分たちで何でもできます。「マリアさまが見ていてくれるから」。この思いの力は、私たちにとっても清々しい驚きであり感動でした。
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おにいさん・おねえさんが、小さな子どもたちに優しくしてあげられること。きちんとお洋服がたためるようになること。お片付けが出来るようになることも大切にしています。
見えない脅威から子どもたちを守るために
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新型コロナウイルス感染症が感染症法上の第5類となってから1年が経過しました。とはいえ、まだ完全に終息したとはいえない状況です。桜の聖母学院幼稚園では子どもたちが安心して過ごすことが出来る環境を守るため、引き続き感染症対策を続けて参ります。
また、5類移行前から続けてきた園舎立ち入り者の体温計測、手指消毒、手洗い・うがい徹底といった基本対策も原則として継続。2024年6月現在増加傾向が続く手足口病など、新型コロナウイルス以外の感染症にも有効な対策であることから引き続き取り組んでいきたいと考えています。
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制作スタッフより(クリックで開きます)
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撮影のために園を訪れた際、クリエイティブディレクタとして違和感を感じた点があります。
水道に水滴がない。
たまたまなのか、それとも…。急ぎ他の教室やトイレ前の水道を見に行きました。結果、どの水道にも水滴がありません。
これがどれだけ驚くべきことかおわかりでしょうか。
通常、幼稚園や小学校、中学校……どの学齢の教育機関に行っても、水道が常に乾燥している状況はほとんどありません。何らかの理由で水道周りを撮影するときは、撮影に帯同するディレクタが拭き上げ、状況を整えることも少なくありません。しかし、桜の聖母学院幼稚園の水道は、まったく濡れていないのです。
「これ、拭き上げてますか?」
答えはイエス。先生方は、感染症対策という意味も含め、使用された水道を常にきれいに拭き上げているのです。そして、先生方はそれが「当たり前」だと言うのです。
今回のクリエイティブディレクタは、専門の医療ライタでもあります。その立場から言うと、水回りが濡れている状況はグラム陰性細菌など重篤な感染症を引き起こす病原体の繁殖原因となります。これを拭き上げ、消毒する行為は大規模病床を持つ病院の院内感染予防と同等の対策であると言えます。それを「当たり前」と言い、「そんなことが気になるの?」とキョトンとされる……。多数の看護師や清掃員がいる病院とは異なり、幼稚園は限られた教職員で業務にあたっています。そんななかで、この衛生状況を保持する。ちょっと驚異的と言わざるを得ません。これまで多くの教育機関の制作物を担当してきましたが、正直ここまでの幼稚園は記憶がありません。
この驚異的な「当たり前」、桜の聖母学院幼稚園を訪れる際にはぜひ目を向けていただきたいポイントとしてご紹介いたします。